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しかし、彼女の年はどう見ても二十代前半なので、長年というには短すぎるような気がする。
「ちなみに二百年は生きているぞ。きっちりと数えていないから、何年間生きているのかは忘れてしまったがね」
 彼女がいった言葉が信じられずに、ただ驚くことしか出来なかった。二百年と言ったら、全く想像もつかない。文明なんて今ほど発達していなかったのだろう。
 ミストの話に嘘は無いと信じていたので疑わなかったが、疑問が
「だけど、二百年も生きていたら戸籍はどうなっているんだよ。流石に長生き過ぎると、変だと思う人間も出てくるだろう」
「その辺りは大丈夫なんだ。誤魔化さなければいけない物は、魔法や人脈を使って誤魔化している。疑う人間なんていないよ」
 彼女の堂々とした姿を見ていたら、何の心配も無いと言うことが感じることができた。ひょっとすると、僕が気づけなかっただけで、傍に魔法使いがいたのかもしれない。
 そんなことを考えながら、流れる景色を眺めていた。
 辺りは葉のついていない木々に覆われていて、どこか寂しさを感じさせる。それも冬の魅力だとは思うのだが、個人的には葉や花をつけている木々の方が好きだ。
 だが、雪でも積もっていれば、話は違うんだけどな。
 景色を見ながら、自分の持っているカメラで撮ると仮定して、色々と構図を考えていると、森を抜けた。
 山ということで高さはあり、先ほどまでいた町が小さく見える。しばらくは戻らないんだろうな、ということを考えながら空を見ると、空に一瞬赤い物が見えた気がした。
「言うのを忘れていたが、私と一緒に行動をするということは死ぬかもしれないぞ」
 ミストが僕に告げた直後、赤い物は徐々に車の方に向かってくる。ミストは視界に入れていないのに見えているようだった。
 最初は小さかった物が、近づくに連れて大きくなる。こちらに来る頃には、車なんかよりも大きくなっていることだろう。そうなれば、死んでしまうのだろうか?
「だけど安心をしていい。幸利が私を裏切らない限り、お互いのために協力し合うということだから、そう簡単には死なない」
 そのとき、目の前に迫り来る、赤々と燃えている大きな岩を視界に捉え、車に当たろうとした時、目の前で霧のようになってしまった。
「私は追われている身だから、こんな風に魔法で攻撃をされる事が良くあるんだ。私にかかれば先ほどのように無効化できる魔法が殆どだから、幸利は安心していい」
 平然とした表情で言ってくれるが、重要なことは先に言っておいてほしかった。あんな体験を毎日させられては身が持たないからだ。
 ため息を小さくついた後、再び外に目をやった。どうやら何かが飛んでくるということはないようだったので、少し安心をした。
「魔法使いと言う者は、周囲に知られてはならないし目立ってもいけない。だから、人が多いところでは攻撃もしてこないし、こんな目立たない場所でも何度も攻撃をするということは少ないんだ。どこで誰に見られるか分からないからな」
 そんなことを淡々と語りながら、車を走らせ続ける。どう考えても平凡な旅になってくれそうには無い。
 だけど、リースを見つけるためだ、どんなことでも乗り越えてみせる。そう思いながら、再び流れる景色に目を向けていた。
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何を言っても、今日旅に出るということは変りそうも無い。しかし、僕だって荷物を持ってこなくては、旅なんて出来ない。
「荷物だけでも取りに戻ってもいいかい? カメラしか持ってきていないから、旅をするには準備不足なんだ」
「必要な物があれば、私が旅先で買おう。幸利の家にある物は、あまり動かさない方が望ましいのでな。理由は説明をすると長くなるから、移動をしながらしよう」
 ミストが歩いていってしまったので、仕方なく後についていった。旅に必要な物を揃えることが出来るのならば、文句は一つも無いし、リースを見つける事が出来るのならば、急なことにも付き合う。
 そんな事を考えながら家を出ると、ミストは地面に何か絵を書き始めた。いや、これは絵ではなく、魔方陣というものではないか?
「それは何なんだ?」
「これは魔方陣と言って、強力な魔法を使うときに用いることが多い。だが、今回は物体の転送先となる目印として使うんだ」
 そんな事を説明してくれた後、何かを呟き始めた。
 すると、地面に書かれた魔方陣が光を帯び始めた。その魔方陣にミストが手を当てた瞬間、周囲は光に包まれた。
 眩しくて、目を開けていられないほどの光、僕には何が起こっているのかを理解することが出来なかった。
 光が収まったので目を開けると、前には車が一台あった。
「乗れ、さっさと出発をするぞ」
 すでにミストとハップは乗り込んでおり、僕が乗り込めば出発が出来る、という状態になっていた。しかし、一つ解決しておきたい疑問があったのだ。
「この車って、空を飛んだりするのかい?」
 尋ねるとミストは笑い出し、「そんなことがあるわけ無いだろう、これは普通の車だ」といわれてしまった。
 魔法の力で出てきた物が普通の車ということに、少々の疑問を抱きながらも助手席に乗り込んだ。この辺りの説明は道中でしてもらう。
「さぁ、出発だ」
 そう言って、ミストは車のエンジンをかけて、アクセルを踏んだ。
 思っていた以上に普通の旅になりそうだと、このときの僕は考えていたのだ。
 
 ミストの家から少し迂回すると、道路がちゃんとあり、山を越えれるようになっているようになっている道があるので、そこから山を越えるようだ。
 辺りは人通りが少なく、のんびりした雰囲気がある。道路が舗装されているといっても、辺りは木々に覆われていて、自然に溢れている。
とても落ち着いた場所なので、よくリースと散歩に来ていた。
 彼女と話をしながら、気に入った風景を写真に収める。それだけで幸せだったのに、なぜ去ってしまったのだろう?
「さっきの話だが、荷物を動かさない方が良い理由なのだが、君の彼女が戻ってきたときに変っていない方が嬉しいだろう。何事も、変ってしまうというのは辛いことだからな」
 ミストは微笑を浮べながら言った。だが、その表情は少し悲しげで、何かを憂えているようにも見えた。
 それは、僕の考えすぎなのだろうか? 考えても答えが出るはずのないことを考えながら、ミストの顔を見つめていた。
 ひょっとしたら、彼女にも似たような経験があったのかもしれない。大切な何かが変ってしまって、悲しい想いをしたことが…。
 魔女として生きていくということは、僕が考えているよりも大変なのかもしれない。力を持てるというだけでなく、自分が望まない関わりが生まれることがある。
 それは、僕だって例外じゃない。生きているということは、常に何らかの関わりが生まれてしまう。
 誰かと関わることを避けて、自然の写真ばかり撮ってきた。それで生計を立てることが出来ているのが幸せなのだが、このままではいけない。そんなことを考え始めたときに出会ったのが、リースだ。
 リースが居なければ、一人きりで今も一人で旅をしているだけだっただろう。
 彼女が何かを抱えているというのなら、僕にも背負わせてほしかった。一人で抱えるんじゃなく、二人で一緒に頑張ろう。
 最初に言ってくれたのは、彼女のはずなのに。
「恋人は零斗を嫌いになったから去ったんじゃない。きっと去らなくてはいけない理由があったんだ」
 僕の心を見透かしたような言葉だったので、驚いて尋ねた。
「魔法で人の心まで見えるのか?」
「いや、長年の人生経験における勘というものだ。魔法で記憶は消せても、読み取ることなんて出来やしないよ」
 ミストは、うっすら笑みを浮かべて言った。
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 第一章

 ミストと出会ってから数日が経ったある日、家で寝転んでいると、携帯が鳴ったので携帯を見ると、ミストからのメールだった。
最初は魔女が携帯なんて近代的な物を持っている事に驚いたが、文明を利用しているのは、僕達と違いが無いようだ。
 戸籍だってあるし、パスポートだって持っている。そんな話を聞くと、魔女だなんて信じられなくなってしまいそうだが、出会った日にミストが起こした事は、今の科学では不可能な事だろう。
 しかも、話す猫を飼っているのも、普通の人間ではありえないし、雰囲気が普通じゃない。
 だが、そんなことは別に関係が無い。リースの手がかりを掴んでくれるのであれば、彼女が何者でもかまわない、と考えていたからだ。
 そして、メールを確認すると、家までこいという内容のメールだった。
 ミストの家は、僕達が出会った辺りにあり、周囲に家は全く建っていない寂しげな場所にポツンとある。

 依頼されている仕事は無いので、今から向かうと返事をして服を着替える。寒いのが苦手なので、厚手の服を着て、ズボンはジーパンを履き、いつものようにカメラを肩からさげて外に出る事にした。
 着替え終わり外に出ると、とても冬らしい気温で、その寒さは肌を切り裂くんじゃないかと思ってしまうほどの寒さだった。
こんな日は、ずっと家の中にいたいと考えてしまうのだが、リースの手がかりが見つかったかもしれないと考えれば、足は自然と動き出していた。
 
家の前にある路地は、辺りに家が少ないこともあり、車の通りが少ない。そんな道を、裏手にある山の方に向かって歩いていくと、今でも十分に少ない家が、更に少なくなっていく。
そして、十五分も歩けば、コンクリートで舗装されていた道は砂利道になり、目の前には雑木林が、周囲には畑がしか見当たらない道になっていた。
そして、更に三十分ほど歩くと、周囲に草木以外が見当たらなくなった頃に、目の前に一軒の家が見えてきた。ミストの家である。
一人で暮らすには大きな家で、こんな家ならば住みたいと言う人は数多く居るだろう。
そんな事を思いながら、僕はドアの前に立ち、ゆっくりとノックをした。
すると、少し間があった後、ドアが勝手に開いた。もちろん、このドアは自動ドアなんかではなく、きっと彼女が開けてくれたのだろう。
 どのように開けたかは深く考えないようにして、中に入ることにした。
 
 魔女の家という物は、大きな鍋で何かを煮込んでいて、魔女が傍らで何かを調合している。そんなイメージがあったのだが、そんなことは無い。
 明るい色で統一された、清潔感ある綺麗な内装の家だ。リビングには、システムキッチンや大きなテレビ、そしてパソコンもある。
 普通の人間と何ら変らないのだが、一つだけ普通じゃない場所がある。そして、それがこの家が広くなければならない、最大の理由なのだ。
 僕は何気なく、その場所に繋がる扉を開けた。
 
 そこには、数多くの古い本が置いてあり、魔法に関係する本が半分以上を占めているらしいのだが、普通の人は解読できないような言語で書かれているため、僕には分からないのだが。
 その中を歩いていると、ミストが一冊の本を手に取り読んでいた。この部屋は外と変らないぐらい寒いのだが、そんな彼女には関係が無いようだ。
黒いワンピースに白く長い髪、容姿は美しく知的な女性が本を読んでいる姿は、いつ見ても絵になっているので、写真家として一枚写真を取りたくなった。
しかし、勝手に撮るのは相手に失礼なので、カメラを持っている手を離した。
「呼ばれたから来たよ、今日は何の用なんだい?」
 ミストに声をかけると本から目を離して、こちらを見たときに気がついたのだが、青い色の瞳をしている。前のときは余裕が無かったので気がつかなかったのだろう。
僕が家に来るのは二度目で、一度目は出会ったとき来ている。だから、今日は迷うことなく家に着くことが出来たのだが。
 そんなことを考えているとは知らないであろう、ミストが驚くべき事を口にした。
「旅に出るぞ、準備は出来ているな」
 そう言うと、彼女は大きな鞄を持ち上げた。彼女の細い腕に、大きな鞄というのは不釣合いだったが、そんなことよりも言わなくてはならないことがあった。
「旅に出るって何だよ、そんな話は聞いていないよ」
「それは当然だ、私が伝えたのは今だからな」
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 魔女? そんな事を言われても、そんな事を納得できるほど柔軟な発想を持ち合わせていないが、目の前に立っている彼女に起きている事と、さっき自分に起きたことを考えると嘘とは言えないような気がする。
 それに、この女が本当に魔女なのかよりも、大切なことがあった。
「本当に彼女の居場所を知っているのか?」
「居場所を知っているとは言っていない、彼女が君の前から去った理由ならば容易に想像がつくというだけのことだ」
 この女は確かに彼女が何処にいるのか、知っているとは言っていなかったけど、僕を馬鹿にしているような態度が許せなかった。
「何が可笑しいんだ、話が無いなら失礼さしてもらう」
「君は彼女の名前を知っているかね?」
 女がした質問に僕は意味が分からなかった、名前なんて聞いてどうするつもりなんだ。
「お前なんかに名前を教えるわけにはいかない。彼女との関係も分からないような怪しい奴にはな」
 厳しい口調で言うと、女は不敵な笑みを浮かべている。この表情を見ていると、魔女というのも本当な気がしてくる。
 
 沈黙の後、いつの間にか彼女の肩に黒猫が乗っていた。
「こんな男は捨てておいて早く探さないと、気配が残っている内に探した方が良いわ」
 女とは別の声が何処からとも無く聞こえてきたので、辺りを見回すが人影は無い。目の前には自称魔女も居るし、不気味なのでここから離れたい。
「少年、今の声は私のペットである、ハップの物だぞ」
 そう言って、黒猫を指差した。ネコが喋るなんて話は聞いたことが無いので、疑いの眼差しを向けている。
「レディーを見つめるのは失礼だわ」
 黒猫が本当に話したので、僕は驚いてしまった。この女は本当に魔女なのかもしれない。
「私に彼女の名前を教えてくれたら、追えるかも知れない。少年は女性を見つけたいから協力をする。それは不満かね?」
 僕にとってはありがたい申し出なのだが、それでは女にメリットが無いような気がする。魔女という言葉のイメージなのだが、どちらかと言うと悪役だと思う。
 だから、人助けが趣味なんて信じられなかったので、彼女を探すことを手伝ってもらうのに抵抗があったのだ。
「何故、お前は彼女を探したいんだ?」
「私も貴方の彼女を探しているから、というのは理由にならないかしら? それと、お前って言われるのが好きじゃないから、名前で呼んでもらえないかしら。後、君の名前も教えてもらえるかしら」
 そんな事を笑顔で話しているのだが、笑顔に温かさを感じない。むしろ、笑顔が少し怖いと感じるぐらいだ。
「僕の名前は、羽山 幸利だ。そして、彼女の名前はリース・ブラント」
 僕が言うと、ミストは驚いた表情を浮かべ、顔をじっと見つめてきた。何か変なことを言ってしまったのだろうか?
 それから、怪訝な表情を浮かべて何かを呟き始めた。
 
 それから、待つこと数分。ミストは呟くのを止めて、黒猫と何かを話しているようだった。そして、一つの結論に達したようだ。
「彼女の居場所は特定できなかったけど、この国に居ることは間違いが無さそうよ」
 そんな大雑把な特定なんて、詐欺と一緒じゃないか。と言おうとしたのだが、まだ何か続きを言いそうなので、黙っていることにした。
「そして、この名前は偽名で本名は別にある。偽名と言えど、本人が愛着を持って使っていたから、どこの国に居るかが分かったわけなんだけどね」
 彼女が偽名を使っていたのは何のためだ? 本名を知られたらいけない理由が何かあって、その事が突然の別れに関係をしているのだろうか?
「私と一緒なら彼女を見つけるのは容易い、とは言いがたいが、普通の人間が一人で探すよりも楽に見つかるだろう。ここは、お互いの利害のために協力をしないか」
 ミストが笑みを浮かべて尋ねてきたので、僕は頷いた。だけど、一つだけ言っておかなくてはいけないことがあった。
「彼女を傷つけるつもりなら、僕は君を…、ミストを許さない」
 すると、ミストは不敵な笑みを浮かべるだけで、何も言葉を返しはしなかった。彼女を探すためとはいえ、こんな奴と手を組んでも大丈夫だったのだろうか?
 大きな不安を胸に、僕達のたびは始まった。クリックしていただけたら元気が出ます

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 冬の寒い日、雨が激しく降る中、僕は手がかりなんて無かったが、傘も持たず走った。
 失ってしまいそうなモノを守るため、必死だった。失うなんて事を考えたら、恐ろしくてたまらなかったのだ。

 厚手の服が水を吸い込み重くなる。体も冷やされ、うまく動かせなくなってきた。だけど、僕は立ち止まる訳にはいかなかったが、体が動かない。
 大学のときに部活をやっていたのに、一年も経たない内に鈍ってしまうのか? このまま僕は止まってしまうのか…。
 いつも、支えてくれていた彼女に…、優しく微笑んでいてくれた彼女に何も返せていない。
 何故、どこかに行くということを告げてくれなかったのか、最後に、ありがとうと言わせてくれなかったのか? 聞きたいことはたくさんあった。
 そして、もう走っても追いつかないなんてことは、僕が一番よく分かっていた。
 そう、僕はとっくに失っていたんだ、大切な彼女を。

 それを認めてしまうと、自分自身が壊れてしまう事を知っていたから、認めなかったんだ。
「愛している」と言ってくれた彼女の声が、耳の奥に残っている。
「いつまでも一緒だよ」と微笑んでくれた彼女の笑顔が、目に焼きついて離れない。
「さようなら」と書かれた手紙は、僕の手の中で紙くずになって残っている。
 僕は彼女を失ったことが悲しくて、力に無かった自分自身が悔しくて、その場にうずくまって涙を流した。
 冷たい雨が、体の感覚を奪ってくれる事がありがたかった。
 いっその事、このまま命まで奪ってくれないだろうか。彼女が居ない僕の人生なんて、退屈で仕方が無い。

「そう悲観するな少年、女が君の前から去った理由を知りたくないか?」
 泣いているだけの僕に、突然声が聞こえてきたので、驚いて顔を上げると、そこには女性が立っていた。
 ほんのりと女性の周りが光っているおかげで、姿がよく見えた。
 長くて透き通るように白い髪、スラッとして整ったスタイル。間違いなく美人だということが分かったが、今の僕にはどうでも良いことだった。
「彼女は何処に居るんだ!」
 藁にもすがる思いで、僕は女性に尋ねた。ひょっとしたら彼女の居場所が分かるかもしれない、と考えるだけで、冷静ではいられなかったのだ。
 しかし、女性は呆れた様子で言った。
「まずは濡れた体を何とかしよう、話はそれからだ」
 そう言って僕の体を指差し何かを呟くと、服が暖かくなり乾いてしまった。
 何が起こったのかわからず、ただ驚いていると、彼女は微笑んで信じられないことを言った。
「自己紹介をしていなかったな、私の名前はミスト・ハーミット。職業は魔女だ」
 
 

 
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